『枕草子』を読む

「寝起きに飲む水はさっぱり」「近くて遠いのは親戚」―現代の私たちが日常生活で感じるこのような言葉が、1000年も前に『枕草子』にも記されていました。この講座では、『枕草子』長短300の章段のなかから、清少納言が登場する章段を中心に取り上げていきます。今期は150～200段。清少納言が初めての宮仕えに涙が出そうなほど緊張している様子を描いた章段や、『枕草子』の執筆や流布に関わる章段を読解します。平安時代の習俗や史実の逸話を紹介しながら、わかりやすく解説します。

【カリキュラム】2025年10月～2026年3月　150～200段
近うて遠きもの（160段）
村上の先帝の御時に（175段）
宮にはじめてまゐりたるころ（177段）
したり顔なるもの（178段）ほか

※順不同。進度により調整します。