高校日本史を学ぶ

古代から近世初期の、日本の政治・経済・文化について、プリントの空欄を埋めながら「高校日本史」の基礎を学習します。
日本史が、より楽しいものに感じてもらえるよう、「最新の研究内容」や、多少の「余話」を交えながら、教科書に書かれていない点についても紹介します。

＜シラバス＞
10月
・鎌倉幕府の成立と承久の乱：鎌倉幕府はいつ、どのようにして幕府が成立したのか、御家人制とは、承久の乱の経過とその影響は。
・執権政治の展開と蒙古襲来：執権政治とはどういったものか、蒙古襲来の実態と何故蒙古軍が敗北したのか、蒙古襲来の影響は何か。

11月
・鎌倉時代の経済と社会：武士の日常生活、武士による「土地侵略」、鎌倉時代の諸産業の発展（肥料、商品作物、定期市、トイレの成立 等）について。
・鎌倉文化：「鎌倉新仏教」の成立と特性（何故、各宗派が成立し、現在に続いているのか、「禅」とは何か）、鎌倉時代の文化財の観賞（東大寺南大門の謎、等々）。

12月
・鎌倉幕府滅亡から室町幕府の成立まで：何故、鎌倉幕府は滅んだのか、後醍醐天皇はどのような政治を行ったのか、足利尊氏の「謀反」と室町幕府の成立について。
・室町幕府の外交：「倭寇」とは何か、「勘合貿易」の実際、朝鮮との交易、「コシャマインの戦い」が示すものは何か。

1月
・室町時代の社会と経済：「商人」「職人」の形成、「座」とは、「惣村」の形成とその展開、一揆の構造と動向（どのように「団結」し、どのように「闘った」のか）。
・下剋上の時代：守護大名とは何か、室町将軍と守護大名の戦い、応仁の乱の展開とその後への影響は。

2月
・戦国大名の実態：さまざまな戦国大名（兜をかぶってみよう）、領国支配の方法、「合戦」の実態はどんなものか（討ち取った「首」をどうするのか 等々）。
・室町文化：南北朝内乱期・北山期・東山期のそれぞれの文化の特徴について、「能」と
「狂言」、「佗び茶」、文化財の観賞（金閣と銀閣、水墨画、枯山水 等々）。

3月
・織田信長の登場：信長の革新性（「狂人」か「賢人」か）、様々な合戦（長篠の戦い等）、安土城の「すごさ」、本能寺の変を「考える」。
・豊臣秀吉の諸政策：太閤検地の実際、秀吉は天才的な「経済人」、刀狩りと「大仏」の存在、「朝鮮出兵」の実際と、それがもたらしたもの。
を予定しております。

※カリキュラムは、変更になることがあります