古代ギリシャの美術と建築
会場: 408
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古代ギリシャはヨーロッパ文明の発祥の地です。ギリシャ人は美術と工芸、そして建築の面でもその後の西洋のみならず、世界にも大きな影響を与えてきました。そのギリシャ人の文化も決して単独で創造されたものではなくて、ギリシャ文明に先立つエーゲ海やクレタ島の文明、そしてメソポタミアやエジプトの文明から大きな影響を受けて形成されたものです。本講座では、こうした文明どうしの交流を念頭に置きながら、美術・工芸・建築の分野で展開されたギリシャ文化の創造性を考えます。
<予定カリキュラム>
➀4月24日(水)第一回 エーゲ海とクレタ文明の美術
ギリシャ文明の開化に先立って、エーゲ海のキュクラデス諸島、サントリーニ島、クレタ島では独自の文明が栄えていました。彼らが残した絵画・彫刻・土器などを中心とする工芸品を鑑賞します。
②5月22日(水)第二回 ミケーネ時代とアルカイック期のギリシャ美術
紀元前16世紀頃から12世紀頃まで栄えたミケーネ時代の遺品と、その後の暗黒時代をへて前8世紀頃から5世紀初頭までの時期に開化したアルカイック期の美術工芸品について解説します。
③6月26日(水)第三回 古典期のギリシャ美術
古典期とは、紀元前5世紀の対ペルシャ戦争勝利からマケドニアによる全ギリシャの統一までの時代です。この時代にギリシャ人は後世の模範となる美術品の傑作を生みだしました。これらの傑作を分析します。
④7月24日(水)第四回 ヘレニズム時代の美術と工芸品
マケドニアのアレクサンドロス大王の世界帝国建設により、ギリシャ文化は中央アジアから東アジアにまで伝播し、各地の独自の文化と融合します。このコスモポリタン的な文化の伝播と融合について説明します。
➄8月28日(水)第五回 ギリシャの神殿建築について
列柱をずらりと並べたギリシャ神殿の建築様式はその後の西洋とアメリカの建築に絶大な影響を与えました。その神殿はギリシャ本土だけでなく、イタリア南部やシシリー島などにも残っています。この神殿の建築様式について論じます。
⑥9月25日(水)第六回 ギリシャ文化の古代の日本への伝播
奈良時代までの日本には、シルクロードを通じて朝鮮半島からギリシャ文化が伝えられました。日本はシルクロードの終着駅だったのです。法隆寺、唐招提寺、薬師寺などに伝わるギリシャ文化について解説します。
※予定は変更になる場合があります。
古代ギリシャはヨーロッパ文明の発祥の地です。ギリシャ人は美術と工芸、そして建築の面でもその後の西洋のみならず、世界にも大きな影響を与えてきました。そのギリシャ人の文化も決して単独で創造されたものではなくて、ギリシャ文明に先立つエーゲ海やクレタ島の文明、そしてメソポタミアやエジプトの文明から大きな影響を受けて形成されたものです。本講座では、こうした文明どうしの交流を念頭に置きながら、美術・工芸・建築の分野で展開されたギリシャ文化の創造性を考えます。
<予定カリキュラム>
➀4月24日(水)第一回 エーゲ海とクレタ文明の美術
ギリシャ文明の開化に先立って、エーゲ海のキュクラデス諸島、サントリーニ島、クレタ島では独自の文明が栄えていました。彼らが残した絵画・彫刻・土器などを中心とする工芸品を鑑賞します。
②5月22日(水)第二回 ミケーネ時代とアルカイック期のギリシャ美術
紀元前16世紀頃から12世紀頃まで栄えたミケーネ時代の遺品と、その後の暗黒時代をへて前8世紀頃から5世紀初頭までの時期に開化したアルカイック期の美術工芸品について解説します。
③6月26日(水)第三回 古典期のギリシャ美術
古典期とは、紀元前5世紀の対ペルシャ戦争勝利からマケドニアによる全ギリシャの統一までの時代です。この時代にギリシャ人は後世の模範となる美術品の傑作を生みだしました。これらの傑作を分析します。
④7月24日(水)第四回 ヘレニズム時代の美術と工芸品
マケドニアのアレクサンドロス大王の世界帝国建設により、ギリシャ文化は中央アジアから東アジアにまで伝播し、各地の独自の文化と融合します。このコスモポリタン的な文化の伝播と融合について説明します。
➄8月28日(水)第五回 ギリシャの神殿建築について
列柱をずらりと並べたギリシャ神殿の建築様式はその後の西洋とアメリカの建築に絶大な影響を与えました。その神殿はギリシャ本土だけでなく、イタリア南部やシシリー島などにも残っています。この神殿の建築様式について論じます。
⑥9月25日(水)第六回 ギリシャ文化の古代の日本への伝播
奈良時代までの日本には、シルクロードを通じて朝鮮半島からギリシャ文化が伝えられました。日本はシルクロードの終着駅だったのです。法隆寺、唐招提寺、薬師寺などに伝わるギリシャ文化について解説します。
※予定は変更になる場合があります。
講座詳細
クラス | 一般 |
---|---|
曜日・時間 |
第4
水曜日
13時30分 ~ 15時30分 |
受講料金ほか |
2024年4月~9月(6回) |
※受講料金は、受講料と施設使用料を合わせた金額です(一部講座を除く)。 そのほか、教材費(テキスト、資料、教材などの費用)、団体傷害保険料が必要な講座があります。 講座内容によって異なりますので、詳細はお問い合わせください。
持ち物・ご購入いただくもの
■持参品/筆記用具会場
408札幌市中央区北1条東1丁目7-1 アルファセンタービル4階
講師
奥谷 浩一
札幌学院大学 名誉教授
お問い合わせ・お申し込み
札幌道新文化センター札幌教室
〒060-0031 札幌市中央区北1条東1丁目7-1 アルファセンタービル
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