札幌道新文化センター大通教室 ☎ 011-241-0123 :平日 9:30~19:00 土曜 9:30~18:00 (日曜・祝日休み)

-史(資)料で辿る中世の光と影-

中世の景色

会場: 道新ビル大通館7階 第3教室

おすすめ 施設使用料

いわゆる源平の争乱─治承・寿永の内乱は、時代が王家・貴族中心の世の中から武士中心の世の中へと移っていく時代の転換期に当たると考えられています。
この激動の時代と云える時代の転換期について、
様々な史(資)料を通して、中世の景色といったものを探っていきたいと考えています。
『平家物語』の流れが中心になりますが、当時の日記である『玉葉』『明月記』『山槐記』や歴史書『吾妻鏡』『愚管抄』といったものを使いながら、立体的・構造的に時代の実態に迫っていきたいと考えています。
場面に応じて現地で撮影してきた映像を通して、臨場感を感じて頂ければと考えております。
史(資)料については、書き下し文として提示しますが、基本的には、口語訳を添えることを原則とします。
テキストについては、全て講師の方で用意しますが、『平家物語』(新潮社版 日本古典集成全三巻)をご用意頂くと便利かと思います。

<カリキュラム>

①4/27―中世前期への見取り図―
・中世前期という時代はどういう時代だったのか?
・何故『平家物語』という作品を取り上げるのか? 
・平家隆盛に至るまで 清盛の祖父(正盛)父(忠盛)について
・清盛の出自にまつわること

②5/25―平家の時代1
・平家が権力中枢に向かうまでの道筋《保元の乱》《平治の乱》
・史(資)料としての『平家物語』
・『平家物語』を貫く歴史観
・院政期(二重権力構造)における対立と抗争の歴史

③6/22―平家の時代2― 反平家勢力のうごめき
・奢る平家  
・鹿ヶ谷の陰謀─成親・西光らの謀叛
・院近臣と山門(延暦寺)との抜き差しならない対立
・制法(伝統重視)派 九条兼実のゆらぎ

④7/27―破局への序章1― 平家の世の翳り
・清盛による軍事クーデター 治承3年(1179年)11月
・三人(建春門院平滋子・白川殿平盛子・平重盛)の死
・制法派(伝統重視)九条兼実の視点

➄8/24―破局への序章2― 以仁王・源三位頼政の謀叛
・王家と平家の狭間で
・以仁王謀叛への道筋とその顛末
・熊野勢・山門(延暦寺)・寺門(園城寺)・南都(興福寺)の動き
・以仁王の令旨の影響と各地の源氏・鎌倉の動き

⑥9/28―古代・中世史の古層
・『平家物語』に出てくる用語を通して古代・中世史の“景色”を探る

※予定が変更になる場合がございます

いわゆる源平の争乱─治承・寿永の内乱は、時代が王家・貴族中心の世の中から武士中心の世の中へと移っていく時代の転換期に当たると考えられています。
この激動の時代と云える時代の転換期について、
様々な史(資)料を通して、中世の景色といったものを探っていきたいと考えています。
『平家物語』の流れが中心になりますが、当時の日記である『玉葉』『明月記』『山槐記』や歴史書『吾妻鏡』『愚管抄』といったものを使いながら、立体的・構造的に時代の実態に迫っていきたいと考えています。
場面に応じて現地で撮影してきた映像を通して、臨場感を感じて頂ければと考えております。
史(資)料については、書き下し文として提示しますが、基本的には、口語訳を添えることを原則とします。
テキストについては、全て講師の方で用意しますが、『平家物語』(新潮社版 日本古典集成全三巻)をご用意頂くと便利かと思います。

<カリキュラム>

①4/27―中世前期への見取り図―
・中世前期という時代はどういう時代だったのか?
・何故『平家物語』という作品を取り上げるのか? 
・平家隆盛に至るまで 清盛の祖父(正盛)父(忠盛)について
・清盛の出自にまつわること

②5/25―平家の時代1
・平家が権力中枢に向かうまでの道筋《保元の乱》《平治の乱》
・史(資)料としての『平家物語』
・『平家物語』を貫く歴史観
・院政期(二重権力構造)における対立と抗争の歴史

③6/22―平家の時代2― 反平家勢力のうごめき
・奢る平家  
・鹿ヶ谷の陰謀─成親・西光らの謀叛
・院近臣と山門(延暦寺)との抜き差しならない対立
・制法(伝統重視)派 九条兼実のゆらぎ

④7/27―破局への序章1― 平家の世の翳り
・清盛による軍事クーデター 治承3年(1179年)11月
・三人(建春門院平滋子・白川殿平盛子・平重盛)の死
・制法派(伝統重視)九条兼実の視点

➄8/24―破局への序章2― 以仁王・源三位頼政の謀叛
・王家と平家の狭間で
・以仁王謀叛への道筋とその顛末
・熊野勢・山門(延暦寺)・寺門(園城寺)・南都(興福寺)の動き
・以仁王の令旨の影響と各地の源氏・鎌倉の動き

⑥9/28―古代・中世史の古層
・『平家物語』に出てくる用語を通して古代・中世史の“景色”を探る

※予定が変更になる場合がございます

講座詳細

クラス 一般
曜日・時間 第4 木曜日
13時00分 ~ 15時00分
受講料金ほか

2023年4月~9月(6回)
受講料金:16,500円

※受講料金は、受講料と施設使用料を合わせた金額です(一部講座を除く)。 そのほか、教材費(テキスト、資料、教材などの費用)、団体傷害保険料が必要な講座があります。 講座内容によって異なりますので、詳細はお問い合わせください。

持ち物・ご購入いただくもの

■持参品/筆記用具
■資料代/初回500円(教室で講師にお支払いください)

その他

▶写真① 平家の拠点 六波羅
▶写真② 清盛の別邸 西八条第跡
▶写真③ 鴨川 六条河原

会場

道新ビル大通館7階 第3教室
札幌市中央区大通西3丁目6 道新ビル大通館7階

講師

深町 蒼介
古典講読会代表

講師プロフィール

・1951年生まれ。
・古典講読会代表、市民講座 《飛鳥時代史》《中世の景色》講師  
同会で2011年秋から現在まで10年余り、講師を務める。
・『平家物語』講読を中心とした中世の歴史の考察、『日本書紀』を主たる史料として、飛鳥時代の歴史の考察を主たるテーマとしている。     
・文献史料調査と実地踏査(主に京都・飛鳥を中心とした西日本)を通して研究活動を行っている。

お問い合わせ・お申し込み

札幌道新文化センター大通教室

011-241-0123

〒060-0042 札幌市中央区大通西3丁目6 道新ビル大通館7F

窓口営業時間:平日 9:30~19:00 土曜 9:30~18:00
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